鬱の根本的理由

鬱になり始める前、私はアヴリルラヴィーンの曲が好きでよく聴いていた。

洋楽は昔から好きでアヴリル以外にも聴いていたけど高校生の頃、私は彼女の歌にどハマりした。

異変が起きたのはその頃。肌は荒れ始め少し太った。不健康な見た目になってきた。

心も荒み始めた。私は毎日満員電車に乗って通学していたが、それに飲み込まれまいと大音量でロック系の音楽を聴いて毎日ストレスと、ストレスにまみれた人情の無い人々に抗っていた。

私はとうとう鬱になった。ひどい時は脚や腕をカッターで切りまくってベッドに血がたくさんついてしまうこともあった。唯一友達が私の救いだった。友達といる時は本当に天国のように楽しかった。

大学受験が失敗し、浪人した。
ずーっと私の心は暗かった。私は対人恐怖症になり人の目を見て話すことが怖くなってしまった。

大学2年目、ようやく今年に入り状況が変わり出した。1人で暮らしてみて自分を見つめなおす時間が増えた。

そして、今日わかった。
鬱の理由は洗脳だったんだと。
サタニストのダークな曲は自分を強くしてくれる気がしていたし、パワフルで癖になる。
でも、聴いていくうちに体も心も悪化してゆく。なんだか、ドラックとかお酒とかそういうものだと思う。

自分の心が穏やかで美しいと周りもそうなるのに、ただただストレスに打ち勝つために戦うための活力となるダークでパワフルな曲を聴いた。

私は悪魔に乗っ取られていた。
自分では全く気づかないうちに。
片耳の聴力を失うまでボロボロになっていた。

悪魔は私達にいつも誘惑してくる。
綺麗で可愛くて魅力的で興味を引かせる。
それは食べ物でも、人でも音楽でもそう。
でも、光はいつも静かに私達のそばで見守っている。何も自ら行動したり誘惑したりしない。
必要な時は無限に助けを差し出してくれるのに。

これからの時代、世の中は二極化すると言うけれど、たぶんこの事に気づくか気づかないかで
見れる世界が違ってくると思う。

光は汚れを避けるという文を今日見て、当たり前だけど文字化されて改めて理解できた。

私はもともとピュアでクリーンで健やかで暖かい愛のあるものが大好きだったんだと気づいた。

私も少しは光の中で生きられるようになってきたのかな?